にかどくです。
今回は『1%の努力』を読了したので、こちらの感想を書いていきます。
著者紹介
本書の著者はひろゆきさんです。
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。
東京都に移り、中央大学へと進学。
1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。
2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。
2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。
2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。
2019年、「ペンギン村」をリリース。
主な著書に、『無敵の思考』『働き方 完全無双』(大和書房)、『論破力』(朝日新書)などがある。
引用元:ひろゆき著『1%の努力』(2020年/ダイヤモンド社/著者紹介より)
感想
今回はいきなり感想に入ります。
まず、本書を読んで初めに思ったことは「1%のひらめきと99%の努力」という言葉の解釈を大半の人が間違えているということです。
大半の人は「努力は報われる」というような解釈をしてしまいます。
果たしてこの解釈は正しいのでしょうか。
答えは否です。
努力し続けても叶えられないことはあると思います。
例えば、音痴な人がアーティストになりたいと思ってボーカルレッスンに通うとします。
音痴だから当然先生からは痛烈なダメ出しをされるでしょうが、その人はアーティストになるためにそのダメ出しに耐えながら、とにかく練習します。
しかし、残酷なことに音楽の才能は9割ほどが遺伝子で決まってしまうそうなのです。
アーティストになれれば努力した時間は無駄にはなりませんが、なれなかった場合はかなり時間の無駄です。
時間を無駄にしないためにも、努力する方向性を見極める必要があるということを痛感しました。
努力や精神論だけでは解決できないことが山ほどあるということを認識できると、少しだけ気が楽になりました。
努力することが美徳は人を不幸にしそうなので、あまり声高に言わない方が良さそうです。
個人的に大事だなと思ったのは、優先順位です。
ひろゆきさんは壺の話をされており、壺を満杯にするためにはまずは大きな岩(=大切なこと)から入れていかなければ一番大事なものに割く時間を失うということを読者に伝えています。
そして何が大切で何が大切ではないのかを判断するために「修復可能かどうか?」という判断軸を紹介しています。
例えばある物を買いたいと思ったときに、それが修復可能かどうかを考えます。
ある物が例えば期間限定商品で後で入手するのが困難なのであれば、「買う」という判断を下し、常に売っている商品であるのなら後で入手することができるので「いまは買わない」という判断を下します。
このように判断していくことで、大切なこととそうでないことを選別することができるそうです。
仕事についても述べられており、「高校生にできる仕事」であるなら、不景気が続けば真っ先に切られる仕事であることに気付くべきだとも言っています。
マニュアルさえ渡せば高校生にでもできる仕事というのは結構あるような気がします。
コンビニ店員、宅配ドライバー、事務などなど。
現に高校生をアルバイトとして雇っているような仕事は、真っ先に切られる仕事であると思います。
ちなみに僕の仕事も高校生にマニュアルさえ渡せばできそうな仕事ではあるので、不景気が続けば間違いなく切られてしまうと思います。
そもそも体力勝負の仕事に近いですから、年齢を重ねるとキツいかもしれません。
寧ろ前職の方が専門的な仕事だったので、切られる可能性は低かったと思います。
でも、後悔はしていません。
どういう風に商品が店頭に並ぶのかといった流通の仕組みをリアルに体験できているので良かったです。
公民の教科書に書かれていたことが本当だったのだと思うことができたのですからね。
ただ、定年まで続けたいとは思っていません。
体力面のこともあるし、常にイライラしている上司を見て自分も将来あのような感じになるのではないかという不安を抱いたからです。
それにスキルを得られないとも思いました。
だから、できれば20代のうちにもう一度転職したいと思っています。
そのために前職で得た技術を密かに復習しているところです。
本書と出会ったことで、気付きを得られたので良かったです。
最後に
今回はひろゆきさんの『1%の努力』の感想を書いていきましたが、いかがだったでしょうか。
本書では優先順位の他に、前提条件の話だったり、ポジションの話、ニーズの話など大切なことがいろいろと書かれています。
人生を楽に生きていくための考え方が満載なので、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。
僕も時間を置いてからもう一度読もうと思います。
以上、ひろゆきさんの『1%の努力』の感想記事でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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