にかどくログ

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【野村克也/野村ノート】読了!

みなさん、こんにちは!

にかどくです。

 

今回は、『野村ノート』という本を読了したので、

こちらの感想を書いていきます!

野村ノート (小学館文庫)

 

今回はこの構成で書いていきます。

 

著者紹介

本書の著者は野村克也さんです。

データを重視した野球を展開する、

ID野球を確立した人物です。

 

詳細は以下をご覧ください。

1935年京都府生まれ。54年にテスト生として南海入団。

戦後初の三冠王など数々の打撃タイトルを獲得。

70年より選手兼監督に。ロッテ、西武と移り、

80年のシーズンを最後に引退した。

評論家生活の後、90年よりヤクルト監督。

弱小球団を3度の日本一に導いた。

阪神監督、社会人・シダックス監督を経て、

06年より楽天監督。

09年球団を初のクライマックスシリーズ進出に導く。

『野村ノート』(野村克也)(小学館・2009、著者紹介より)

 

現役選手のときのことは知りませんが、

東北楽天ゴールデンイーグルスの監督だったときは、

よくニュースのスポーツコーナーで

ぼやきを披露していたのをよく覚えています。

 

2020年2月11日に

虚血性心不全で亡くなられているので、

野球のぼやきをもう聞くことができないのは、

非常に残念でなりません。

 

本書の概要

得たデータをどのように活用し、

相手に勝つための戦略を立てていくのか。

チームを強くするために、

指揮官である監督は何に気を付けなければ

ならないのか。

野球に基づきながらも、

企業に勤める管理職が意識しなければ

ならないことが随所に記されています。

 

野村さんが実践した戦略も紹介されており、

巻末には打ち取れるコースやホームランを

打たれるコースなど、

分析で得られた情報が示されています。

感想

小事は大事を生む

この本を読んで刺さったのは「小事は大事を生む」という言葉です。

この言葉には、

小さなことを積み上げていくことで大きな目標が達成される

という意味があります。

この言葉は野村克也さんの野球観に通じているらしく、

さらには2019年3月21日に引退した

イチローさんも持っている野球観でもあるらしいです。

 

逆に言えば、

小さなことを積み上げていくことができなければ、

大きな目標を達成できない、とも言えます。

目標を達成するためには、

どこを改善すれば良いのか。

 

事柄が上手くいっても、

その結果に満足することなく

なぜ上手く行ったのかを分析し、

改善を加えていく。

 

そういうことを続けていくことで、

大きな目標に近付けるのではないかなと

思いました。

 

僕も結果を求めがちなので、

小さなことに着目・分析して、

目標達成ができるようにしていきたいと

思いました。

 

人を育てるためには経験が必要

また、部下を指導する立場の管理職は、

経験が必要だということも

この本から学びました。

 

いくら部下に「こうやれば良い」と指導しても、

自身がやったことが無ければ

説得力や根拠に乏しく、

指導された部下は上司を信用・信頼してくれないだろうなと

思いました。

 

だから、コーチ経験がない評論家が

監督になっても実績を残すことができないというのも

頷けます。

 

指導を行う為には、

理論を知っているだけでは意味がない。

理論を実践し、そこで得た結果を分析する。

こういうプロセスを得ないと、

人を育てることができないんだなと思いました。

 

日頃から計画・実践・分析を行い、

人を育てることができるような人間に

なれるよう努力していきたいと思います。

 

最後に

今回は野村克也さんの『野村ノート』の

感想を書いていきましたが、

いかがだったでしょうか?

 

この本は野球に関する話ばかりではありますが、

仕事の心構えや人生観など、

野球人以外でも役に立つことが

書かれています。

 

気になる方は、読んでみてはいかがでしょうか。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

野村ノート (小学館文庫)

野村ノート (小学館文庫)

  • 作者:野村 克也
  • 発売日: 2009/11/19
  • メディア: 文庫