にかどくログ

読書をこよなく愛する平凡なサラリーマン。

「会社がしんどい」と思わない人は一人もいない。 ~奥田弘美著『「会社がしんどい」をなくす本 いやなストレスに負けず心地よく働く処方箋』読了~

にかどくです。

 

今回は『「会社がしんどい」をなくす本 いやなストレスに負けず心地よく働く処方箋』を読了したので、こちらの感想を書いていきます。

 

「会社がしんどい」をなくす本 いやなストレスに負けず心地よく働く処方箋

 

 

著者紹介

本書の著者は精神科医産業医の奥田弘美(おくだ ひろみ)さんです。

精神科医精神保健指定医)・産業医・労働衛生コンサルタント

株式会社朗らかLabo代表取締役

 

1992年山口大学医学部卒。精神科医、そして約20の事業所の産業医として、日本経済を支える働く人の心と身体のケアを日々応援&サポートしている。

これまでにメンタルケアを担当したビジネスパーソンは累計2万人以上。

マインドフルネスやコーチングを活用した心の健康法も、執筆やセミナーなどにて提案している。

著書には『1分間どこでもマインドフルネス』(日本能率協会マネジメントセンター)、『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』(すばる舎・共著)など多数。

 

感想(※ネタバレ含みます)

ここ最近、仕事に関するストレスがそれなりにかかっているなと思い、対策を探るために本書を手に取りました。

僕が仕事でストレスとなっているのは主にこの3つです。

 

①とにかく仕事が多すぎること

②残業時間が長いこと

③上司がパワハラ体質であること

 

①と②は密接に関係しています。

僕は倉庫で勤務しており、取引先から商品の納品があれば検品業務を行わなければなりません。

商品の入荷が多かったり、取引先が一挙にやってきて納品しようものなら、業務はパンクしてしまいます。

(実際にここ何カ月はパンク状態にありました。)

だから、毎日22:00まで仕事をしているのが最近のデフォルトになっていました。

毎日毎日22:00まで仕事をしているのにもかかわらず、仕事量は一切減らない。

これの繰り返しで心はバキバキにへし折られました。

 

さらには、上司が自分の思い通りに動かないと部下を怒鳴り散らすので、職場の雰囲気も悪いときもありました。

(僕もその餌食になったことがあります。)

 

さてこららの原因ですが、まず①と②について共通して言えるのは、仕事量が多いのに人数が足りていないからです。

少数の正社員で大量の商品の入荷検品業務を行わなければなりませんし、深夜手当が出ない時間(22:00)までに仕事を終わらせなければならないというプレッシャーもあるので、とにかく正社員の心理的負担は大きいです。

これの対策としては仕事を減らすよう上司に申し出るか、衛生管理士や保健師に相談することが大切なようです。

(上司も残業しているので、もっと上の人に申し出ないと意味がなさそうですが……。)

上司に申し出るのは正直に言ってハードルが高いですが、心身に何らかの影響が出ているようなら話は別なようです。

我慢して働き続けて病気になるという最悪な状況を避けるためにも、正直に相談するということが大事だということがわかりました。

今後は自分の体調を逐一確認していきながら、ストレスに対処していこうと思いました。

 

③の原因としては、上司が寝不足の状態で出社してしまっている、パワハラに慣れてしまっている可能性がある、ということなのではないかなとなと思いました。

上司はどんなに残業で帰る時間が遅くなろうとも、必ずと言って良い程9:00には出社しています。

つまり常に寝不足の状態なので機嫌が悪く、自分の考え通りに動いてくれないと怒鳴り散らしてしまうのかなと僕なりに分析しました。

さらには所属している会社が体育会系ということもあり、もしかしたら自分自身も大声で怒鳴り散らされたから、部下にもそういう指導の仕方をして良いと思い込んでいるのかもしれないと本書を読んで思いました。

 

さてこの対策としては相手の価値観やニーズを知ることが大切なようです。

よくよく考えてみると、上司のことをあまり知りません。

コミュニケーションを取れる場が新型コロナの影響でめっきりなくなってしまったので、上司と仕事以外のことを話せる機会がありません。

これによって上司と部下の関係が希薄になっているのかもしれないと本書を読んで気付きました。

となると、飲み会ってかなり重要な場なんだなと再認識しました。

いまは気楽に飲み会に行ける雰囲気ではないので、別の手段で上司のことを知るように努力しようと思いました。

 

最後に

今回は奥田弘美さんの『「会社がしんどい」をなくす本 いやなストレスに負けず心地よく働く処方箋』の感想を書いていきましたが、いかがだったでしょうか。

本書を読んでストレスとどううまく付き合っていけば良いのか参考になりましたし、メンタルを崩してしまった人のケーススタディが載っていたりしたので、どういうことがストレスの原因になるのかも学ぶことができました。

本書の最後の方でメンタルを整える方法が紹介されているので、実践できそうなものは実践していこうと思います。

 

以上、奥田弘美さんの『「会社がしんどい」をなくす本 いやなストレスに負けず心地よく働く処方箋』の感想でした。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

 

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