にかどくログ

読書をこよなく愛する平凡なサラリーマン。

【植松努/「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やし方】読了!

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今回は、

植松努さんの『「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やし方』の

感想を書いていきたいと思います!

 

 

著者は株式会社植松電機の代表取締役、植松努さんです。

従業員が20名しかいない小さな町工場で、

ロケット製作に取り組んでいる方です。

 

阿部寛さんが主演でドラマ化された

池井戸潤さんの『下町ロケット』のモデルにも

なっている方でもあります。

 

そんな植松さんの著書を読むきっかけとなったのは、

たまたま、YouTubeのあなたへのおすすめとして

上がってきた講演を視聴して、

感動したからです。

(ちなみに僕が観た講演は以下になります☟)

 


Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo

 

夢とは何なのか、

自信を取り戻すためにはどうすれば良いのかを優しく語っています。

この優しい口調と朗らかそうな人柄に魅了されて、

今回感想を書く『「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やし方』を

読むに至りました。

(YouTubeの動画は著書の内容も全てではありませんが、含まれています。)

 

ここから本題に入りますが、

これは小中高校生向けに書かれている本だと思います。

が、大人でも結構気付かされることが多いので、

自信を失っている大人や

親御さんにお薦めできる本だと思っています! 

 

本書を読んで、

「どうせ無理」という言葉の恐ろしさを痛感しました。

 

というのも、

「夢」とは自分の内側から湧き出てきた「やりたい」という意思

と、著者は捉えています。

なので、

「どうせ無理」という言葉は、

「やりたい」という意思を喪失させてしまうそうです。

そして、

「やりたい」という意思を「どうせ無理」という言葉で封じ続けてしまうと、

自信まで失うこととなり、

挙句の果てには

「夢がない(=やりたいことがない)」という状態になってしまうそうです。

 

これは「自分の意思がない」と言い換えることもできます。

だから、物事を自分で決めれられないから、

他人に物事を決めてもらうという状態にもなってしまいます。

 

 

やりたいことがないまま生きていくのは、

きっと辛いと思いますし、

それから逃げるために自殺という選択をしてしまう人もいるかもしれない。

大げさかもしれないけど、そんなことを思いました。

 

夢が大きければ大きいほど「どうせ無理」という言葉を

使いがちですが、この言葉を使うよりも、

まずはどうしてそういう夢を持ったのか、

そして、どうやってその夢にアプローチしていくかを

考えた方が賢明ですね。

それに、操り人形のように生きていくのだけは

絶対に嫌だと思いました。 

 

 

さらに、この本では失敗した時の姿勢も書かれています。

「失敗」は誰しもが避けたいことだと思います。

「失敗」すると笑われるから恥ずかしいと思った人は

きっと僕だけでは無いはずだと思います。

 

でも、著者は「失敗」を「悪いこと」だと捉えていません。

寧ろ「失敗」した方が良いと述べています。

 

「失敗」したということは、

今までにやったことが無かったことに挑戦した証であり、

「間違っている」という新しい情報が手に入れられるから、

という理由まで明らかにしています。

 

 

これってかの有名な「失敗は成功のもと」という言葉を

言い表しているものだと思います。

失敗って確かに嫌ではあるけれども、

こんな前向きな捉え方もあるんだと改めて思いました。

 

僕も極端に失敗を恐れてしまうタイプなので、

失敗をできる限り前向きに捉えて、

失敗を分析していこうと思いました。

 

そして、

挑戦している人の失敗を他人が笑うことなく、

失敗したことに対して寛容になれば、

失敗を恐れずに物事に挑戦する人も増えていくのではないかと

思いました。

そういう社会になることを信じたいです。

 

この本を読むのはこれで2回目ですが、

本当に学べることが多いです。

自信を失っている方、何をしたいのか分からない状態に陥っている方、

これからどうなりたいのかを考えている小中高校生や大学生の方、

そして親御さんにぜひとも読んで欲しい一冊でした。

(要は全員にお薦めできる一冊です。)

 

 

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました!