にかどくです。
今回は『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』を読了したので、こちらの感想を書いていきます。
著者紹介
本書の著者は八木仁平(やぎ じんぺい)さんです。
早稲田大学卒業後すぐに独立したものの、お金以外の働く目的を見失って鬱状態に。
本当にやりたいことを見つけるため、独自の「自己理解」に取り組む。
その手法を発信し始めたところ、ブログは累計2600万PV。
Twitterフォロワー数24,000人超に。
プログラムには全国から問い合わせが殺到し、年間200人がやりたいこと探しを終わらせて夢中に生きている。
自己理解を世界中で当たり前にするための仲間を募集中。
引用元:八木仁平著『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』(2020年/KADOKAWA/著者紹介)
感想(※ネタバレ含みます)
今回はいきなり感想が入ります。
この本を読むと、どうして「やりたいこと」がわからないのかが明確になります。
「やりたいこと」がわからないのは、数多にある選択肢から選択できる基準が定まっていないからだそうです。
この選択基準を定めるために必要なことは、自己分析です。
僕も大学4年生の時、フリーターの時、そして転職活動の時にやりました。
にも関わらず、僕は未だに自分の「やりたいこと」がわかっていませんでした。
それはなぜかというと、正しい方法で選択基準を定めていないからだということに気付きました。
自己分析のときによく出てくる質問は「好きなことは何ですか?」だとか「得意なことは何ですか?」というものだと思います。
この質問で出た答えのどちらか一方を選択基準にしていたからです。
前職でITエンジニアになったのは、「勉強をして知識を身に付けること」が得意だったからです。
(自分で言うのも大変おこがましいですが……)
ただそれだけの基準で選んでしまったがために、入社してから1か月後ぐらいには「辞めたい」というネガティブ感情を持ってしまい、入社4年目ちょっとで辞めてしまいました。
では、このようにならないためにはどうすれば良いのかというと、「好きなこと」と「得意なこと」そして「大事なこと」を洗い出して、この3点が重なる部分を見極める必要があるのです。
数学的に言うと、「好きなこと」且つ「得意なこと」且つ「大事なこと」が「本当にやりたいこと」だそうです。
(ベン図で3つの円が重なっている部分が「本当にやりたいこと」ということです。)
この「大事なこと」は自己分析の際には出てこない観点だと思いますが、これがかなり重要です。
この「大事なこと」は「仕事の目的」を決めるためのものだからだそうです。
いくら「好きなこと」且つ「得意なこと」をやっていたとしても、長時間労働で自分の時間が取れず不満を感じているのだとしたら、その働き方が自分に適していないということを意味しています。
そのような結果にならないためにも、「大事なこと」が何なのかをしっかりと洗い出さなければなりません。
本書では「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」をどのように洗い出していけば良いのかを体系立てて説明されているので、とても参考になります。
僕自身もやってみましたが、就活・転職時に行っていた自己分析よりも、自分がどんなことを大事にしているのか、得意なことが何なのかが以前よりもハッキリしたように思いました。
本書には「本当にやりたいこと」を見つけるためのワークがあるので、「やりたいこと」が見つからない方は、是非試して頂きたいなと思います。
僕も本書のワークをやって、「本当にやりたいこと」がいくつか見つかりました。
物語を書く、人にものを教える、人間関係の悩みを聞いて解決することなどが「本当にやりたいこと」のようです。
(小学生の時から常々思っていたことは「物語を書く」です。)
いまの仕事とはだいぶ違うことなので、辞めたいと思っても当然のことなんだなと納得してしまいました。
最後に
今回は八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』の感想を書いていきましたが、いかがだったでしょうか。
どんなに「やりたいこと」が見つかったとしても、自分が何を大切にしているのかをしっかりと見極めなければ、それを継続していくことは難しいんだなと思いました。
「やりたいこと」が何なのかわからない方は、是非本書を手に取ってワークにも挑戦してみて欲しいです。
以上、八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』の感想でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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