こんばんは。
にかどくです。
今日は劇場版「あぶない刑事」の感想を
書いていこうと思います。
前々から「あぶない刑事」シリーズが好きだと言っていたのに、
このブログで取り上げたのはわずか1回。
今月に「帰ってきたあぶない刑事」が公開されることもあり、
それならば過去作品を見直して感想を記しておこうと思い、いまに至ります。
最新作公開まで間に合わないかもしれないですが、
自分のペースで書いていこうと思いますので、悪しからず。
あらすじ
制癌剤開発をめぐって争う製薬会社を舞台におこった殺人事件。
タレコミをもとに独自の捜査を進めるタカとユージは、
製薬会社の研究所を傭兵に襲撃させ、
ライバル薬品会社の株価を上昇させた鳴海という男に狙いを定める。
カマをかけても動じない鳴海に業を煮やしたタカとユージは、
鳴海のマネージャー・結城緑を拉致監禁。
鳴海たちの動きを待つが……。
劇場版「あぶない刑事」Blu-rayパッケージ裏面より抜粋
にかどく的見どころ
①パトロール中に関わらずナンパをする刑事
横浜をパトロール中に女性2人をナンパする刑事2人が本作の主役。
タカこと鷹山敏樹(演・舘ひろし)とユージこと大下勇次(演・柴田恭兵)。
覆面パトカーに乗り且つ公務中にナンパし、
女性2人が覆面パトカーに乗ろうとした矢先に、無線が入る。
この無線がなければきっと、
ナンパはうまく行っていたのだろうなーと想像が膨らみます。
でも良い雰囲気になっているにも関わらず、
事件の一報が入ってしまうことがこの2人は大半なんですけどね(笑)
②フラダンスをしながら港署に戻る二人が何ともお茶目
事件を起こした人物に関するタレコミがあり、タカとユージは向かいます。
しかし、傭兵である豹堂はスーパーに逃げ込み人質を取ります。
人質の命を優先した2人は豹堂の指示に従い、お互いの手に手錠をかけます。
手錠の鍵を豹堂に回収されてしまい、開錠できなかった2人は、
スーパーから港署まで手錠をしたまま戻るのですが、
戻った時の場面が面白いです。
社交ダンスしながら帰ってくるし、ユージは1輪の薔薇を咥えています。
そして最後、画面には映っていないですが、タカがユージに熱烈なキスをします。
ユージの揚げた足が震えているあたり、濃厚なキスなのでしょう。
ここのシーン、結構お気に入りです。
③タカのアクションシーン
タカが路駐していたバイクを勝手に拝借して、
豹堂が強奪したトラックを追跡するのですが、ここのタカがとにかく格好良い。
バイクからトラックの荷台にタカが飛び移ります。
荷台が傾くのですが、必死にしがみ付きます。
ここはスタントマンなしで舘さんが演じているので、
かなり格好良く見えるのです。
「格好良く見える」、ではなく「格好良い」が適切ですね!
④薫と結城緑の交換
悪酔いした少年課の刑事・真山薫(演・浅野温子)は
豹堂にクラブで捕まってしまいます。
一方結城緑はタカとユージが保護していたため、
豹堂は交換を行うように要求してきます。
横浜駅で白昼に交換が行われるのですが、
少年課・捜査課のオールメンバーが変装して張り込んでいる場面は面白いです。
特に捜査課の刑事・田中(通称:落としのナカさん)(演・ベンガル)がマフィアにいそうな変装をしているのが、クスっと笑えるところです。
⑤捜査方針の違いから対立するタカ&ユージ
じっくりと捜査をしたいタカに対して、一気に片を付けたいユージ。
タカとユージが言い合いをするようなシーンは今までほぼ無かったので、
いつ見ても新鮮です。
それに上手くやっていた2人だけにこういう対立しているシーンを観てしまうと、
これからの展開があまり良くないものだと予感してしまいます。
⑥お互いに一人で捜査を行った結果……。
協力せず、お互いが好きなように捜査を行った結果、
タカは豹堂と近接戦闘になります。
タカは豹堂の腹部にゼロ距離で射撃を行いますが、もろともせず。
それどころか、豹堂から腹部にナイフで刺され負傷してしまいます。
このシーンを観ると、タカはユージの力が必要不可欠であるし、
ユージはタカの力が必要不可欠であることがわかります。
⑦松村課長の人脈の広さ
行方不明となったタカを探すために、少年課の松村課長(演・木の実ナナ)が
地元の不良集団に声を掛けて協力を要請します。
不良集団も松村課長の頼みならば断われないといった感じで協力します。
この時の松村課長の姿が、警察官とは思えない服装です。
⑧「やっぱり二人で一人だよ……。悪かったな、タカ」
松村課長と不良集団のおかげでタカは見つかり、タカは病院に入院。
タカが負傷した事実を受け止め、勝手に突っ走ってしまったことを悔やみ、
眠っているタカに泣きながら詫びます。
その際に出たセリフですが、
犯人を逮捕するためにはタカの力が必要不可欠ということが
素直に語られたシーンだなと思います。
この後のタカとユージのやり取りも必見です。
⑨ユージの軽やかなダンス
緑と落ち合うためにタカとユージは廃劇場へ。
緑の到着を待っている間に、ユージはステージに上がってダンスを披露するのですが、
軽やかなステップでユージらしさが満載のシーンでした。
⑩武器調達係の町田透と辞表を用意していた近藤課長
鳴海と豹堂を逮捕するために、拳銃を取り上げられたタカとユージは
後輩の町田透(演・仲村トオル)に拳銃と覆面パトカーを持ってくるよう命令します。
透は嫌な顔をするものの、ユージの「今度、女紹介する」の一言で一変。
ウキウキルンルンでその命令に応じます。
港署に戻って、花瓶に2人の拳銃を入れて2人の下へ向かうのですが、
捜査課の近藤課長(演・中条静夫)と松村課長に見つかってしまいます。
でも、近藤課長は「その花瓶、絶対に落とすなよ」と言って、透を見送ります。
近藤課長は辞表を用意していましたが、松村課長に破り捨てられます。
部下を守るために辞表を用意していた近藤課長の漢気を感じますし、
松村課長の優しさも感じます。
港署捜査課にはあなたが必要だと言った具合に。
実は映画では透がほぼ毎回と言って良いほど、
武器調達をさせられているのが面白いです。
しかも、決まって「女を紹介する」という言葉で(笑)
こんなことをしていた透ですが、「まだまだあぶない刑事」から
最新作の「帰ってきたあぶない刑事」では港署の捜査課課長として活躍してます。
⑪最終決戦
タカ&ユージと豹堂との最終決戦は見ごたえがあると思います。
タカとユージがヘリから豹堂の乗る小型ボートに向けて発砲しているシーンが
とても格好良いです。
そして柴田恭兵さんが歌っている「ランニング・ショット」がBGMとして流れるので、
タカとユージがスピード感を持って豹堂を追い詰めていくのがとにかく画になります。
コンビネーションも良いので、本当に2人で一人だなと感じると思います。
⑫上辺では揉めるが、やっぱり仲良し
豹堂と決着を付けたタカとユージは、
1人で突っ走るから負傷することになったとか軽く揉めますが、
それは上辺だけ。
ヘリにどっちから先に乗るかで揉めていると、
二人の搭乗を確認しないままヘリが飛び立ってしまい、
ランディングギアに咄嗟に掴まる2人。
途中でユージがランディングギアから手を離してしまいますが、
ギリギリでタカのスーツを掴んだので海に落下せずに済みました。
それからタカはユージに手を掴むように言って、
ユージの手を握ります。
ヘリが着陸するまであの状態だったのかなーと思うとクスっと笑えますが、
どんなことがあってもこの2人は仲が良いんだなとほのぼのします。
感想
他の刑事とは違って予想外の動きをするタカ&ユージは、
いつ観ても色褪せなくて格好良いです。
それに、こんな2人に幾つになっても憧れてしまいます。
見どころを12個書いたんですが、12個では収まりません。
例えば、冒頭のカーチェイスで言っていたユージのセリフ。
「俺の前を走って行った奴は皆死んで行ったぜ」
中々痺れるセリフです。
でもこのセリフを言った直後、ユージの後ろを走っていたパトカーに乗っていた
警察官が殉職したのは皮肉ですね……。
それから、最終決戦前のユージのセリフ。
「将来ある若者を巻き込むわけには行かないからな」
こんなようなセリフを言っていたと思いますが、
自分たちだけで決着を付けるという心意気と
俺たちがダメだったときはお前に託すというような感じがして
こんな背中の格好良い大人はいないよなーとも思いました。
やっぱり出てくるのは、タカ&ユージに対する憧れです。
後輩に慕われるような社会人になれるよう精進していきます。
あとはこんなセリフが言えるぐらいの心の余裕を常に持っておきたいところです。
「あぶない刑事」ファンといつかは語り合ってみたいです。
もし、「あぶない刑事」について語りたいという方がいましたら、
コメントをいただけると幸いです!