にかどくです。
新型コロナウィルスが猛威が収まらないため、外出を控えてお家時間を楽しんでいる方が多いのではないでしょうか。
そしてこの状況下だからこそ、新しいことを始めてみたいと思う方も多いと思います。
今回は読書を趣味にしたいという方に向けて書いていこうと思います。
僕の趣味が読書になった理由
読書嫌いだった小学生〜高校2年生時まで
まずは僕のことからお話していこうと思いますが、高校生になるまで僕の趣味は読書ではありませんでした。
というのも、当時の僕はまとまった文章を読むのがとにかく嫌いで空き時間はゲームをしているか、漫画を読んでいるか、部活の自主練習(特に素振り)をしているかの選択肢しかありませんでした。
でも、そのくせ小説家になりたいという夢を持っていました。
文章を書くのは小学生のときから好きだったので、変ですよね。
作文は好きでしたが、読書感想文はあまり好きではありませんでした。
何せ漫画ではない本を読まなければならないわけですから。
中学1年生のときに夏休みの宿題として読書感想文が出ましたが、僕はほんの少し読んだだけであとは裏表紙に書いてあるあらすじを見て感想文を書いてました。
だから、僕の感想文の内容はとても部分的でした。
たぶん誰かに突っ込まれたら狼狽えるぐらいの軽薄な内容だったと思います。
とにかく雑な仕上がりでした。
高校に上がる前の春休み。
ここでも今度は入学する高校から読書を課されます。
それも今度は指定した本を読んできなさいと……。
でも救いだったのは感想文を求められなかったことでした。
今度は全部読みました。
ただ、学校が指定しただけあって面白くありませんでした。
どんな本だったかはあまり覚えていませんが、ざっくりと言えばこれからどう生きていけば良いのかを説いた新書だったかと思います。
興味のない本を強制的に読むことで、さらに読書嫌いが加速しました。
だから、高校3年生までは読書に時間を費やすということはしませんでした。
読書にどハマリした高校3年生
読書好きになったのは高校3年生のときです。
部活を引退してある程度時間ができた僕は、ある小説にどハマリしました。
それが、松岡圭祐さんの『万能鑑定士Qの事件簿』シリーズです。
なんで読もうと思ったのかというと、カバーイラストに惹かれたのが1番です。
このシリーズは主人公である凛田莉子がデカデカと表紙に描かれていて、これまた綺麗なんです。
要するに表紙買い(CDで言うとジャケ買い)というやつです。
それから帯に「人が死なないミステリー」だとか、「知恵が付く」という言葉が並んでいたのも魅力的でした。
主人公は頭が悪いと周りから言われてきましたが、リサイクルショップのバイトをしてる際に店長から論理的思考について日々学びます。
この真摯な姿勢のおかげで、警察が捜査協力を求めるほどの名探偵となって事件を解決していく姿はとても格好良いですし、憧れました。
そして目が離せなくなりましたし、気付けば読書が好きになっていました。
読書が好きになるために必要なことは、「読みたいと思える作品に出会うこと」と「読んでみたいという欲求が自分の中から湧き出ていること」だと思います。
だから無理やり読書をさせようとすることは、読書好きになるどころか嫌いを加速させてしまう行動だと思います。
読みたいと思える作品に出会うには?
書店に足を運んでみよう!
では、読みたいと思える作品に出会うためにはどうすれば良いのかというと、書店に足を運ぶことです。
書店に行けばあらゆる本が並んでいるので、気になった本を手に取って中を自由に見ることができます。
これがネットではなかなかできません(冒頭部分をお試しで読めることはありますが、数は限られています)。
さらにいえば、ネットだと自分で検索して探さなければならないので、読みたい本を探そうとするのは困難です。
(読みたい本が決まっていれば便利ではあります。)
要するに、書店での本探しは受動的で、ネットでの本探しは主体的なのです。
読書初心者の方は、まずは店内を一周ぐらいして読みたい本を探すということをしてみると良いかもしれません。
書評ブログや書評動画を見る
書店に足を運ばなければ読みたいと思える作品に出会えないのかというと、そうでもありません。
最近は書評ブログやYouTubeで書評動画がたくさん投稿されています。
これらを見て気になったものがあったら読んでみるというのも一つの手です。
僕も書店に足を運ぶ時間が取れないときは、YouTubeで本の紹介動画を見たりして、気になるものをチェックしています。
このブログも書評とはいかないですが、読了するとすぐに記事を投稿しているので参考になれば幸いです。
本の選び方
気になった本を選べば良いとは言ったものの、問題は「気になる」という基準ですよね。
そこで「気になる」という基準を僕なりにざっくりと作ってみました。
- 表紙に魅力がある
- タイトルにインパクトがある
- メディア化されている(ドラマや映画の原作本)
- 芸能人が紹介している(書評ブログや動画で紹介されている)
- 世間で話題となっている
それぞれについて簡単に説明していきます。
1. 表紙に魅力がある
表紙のイラストや写真が綺麗だったりすると、「どんな内容になっているんだろう?」と気になってしまい、気付けば本を手にレジに足を運んでいることが多いです。
この基準を用いると「表紙買い」に繋がっていきます。
ただしデメリットもあって、自分の好みに合う作品かどうかはわかりません。
もし直感だけで選ぶのだけはちょっとという方は、作者が最も力を入れて執筆する冒頭部分を少しだけ読んでみてください。
それで「面白そうだな」と思ったら読み始めれば良いし、「合わないな」と思えば読むのをやめれば良いです。
2. タイトルにインパクトがある
タイトルにインパクトがあると興味を惹かれると思います。
最初にこの作品を店頭で見たとき、「どういう物語なんだろう?」と気になりました。サスペンス要素でもあるんだろうか、というタイトルですよね。
でも実際は青春小説で、サスペンス要素は一切ゼロです。
こんな風に、タイトルから内容を想像してその答え合わせとして読むというのも面白いかもしれません。
ちなみに、この『君の膵臓をたべたい』は個人的には表紙のイラストが綺麗ですし、実写化・アニメ化もされているので読書嫌いの方でも取っ付きやすい作品かと思います。
インパクトのある作品は他にもアガサ・クリスティーの『そして、誰もいなくなった』ですかね。
「どうしてそうなったの?」っていう疑問が湧いてくると思います。
そうなったら本を手に取ってみましょう。
3. メディア化されている(ドラマや映画の原作本)
これがおそらく一番「気になる」本として選びやすいかと思います。
映像として一度見たことのある作品ならば、大まかな内容はわかっているので、あとは文章からその場面を想像していけば良いからです。
もっと言えば、ドラマや映画は尺の関係で内容がカットされている場面があったりするので、原作を読んでみるとまた違った雰囲気を楽しむことができます。
読書嫌いの方には、この選び方が一番適しているかもしれません。
4. 芸能人が紹介している(書評ブログや動画で紹介されている)
最近はブログをやっている芸能人が多いので、そこでお気に入りの本を紹介していたらチェックしてみるというのも良いです。
ブログをチェックしていなくても、書店に行くと「××さんおススメの本」みたいな帯が本に付いていたりするので、そういうものを選ぶと良いかもしれません。
5. 世間で話題となっている
「本屋大賞」や「芥川賞・直木賞」がニュースで報道されるので、それをチェックしてみるのも良いです。これも取っつきやすい選び方なので、実践しやすいと思います。
たとえニュースを見ていなくても書店に行けば、「話題の本」みたいなコーナーがあるので心配は不要です。
注意点
「気になる」基準を紹介していきましたが、注意点があります。
それは、他人の物差し(評価)は当てにならないということです。
他人が「面白い」だとか「つまらない」という評価をしていても、それが自分にも必ず当てはまるわけではありません。
だから、他人が「面白い」と評価した作品が自分の中では「つまらない」という評価をしたり、またその逆もあります。
それに多くの人が読んでいるから面白いとも限りません。
ベストセラーがその例で、一見面白いからみんな読んでいるのだろうと思います。
しかしベストセラーは「よく売れた」という作品であって、自分にとって「面白い」と思える作品では必ずしもないのです。
(もちろんベストセラーの中で「面白い」作品は沢山あります。)
こんなことを書くと、「書評ブログや書評動画は見ない方が良いじゃないか」ってなりそうです。
しかし、そこでどんな評価をしているかは別としてどんな作品があるのかを知るきっかけにはなるので、参考程度に見ると良いと思います。
結局は自分で「面白そうだな」と思ったものを読めば良いのです。
もしも、「面白くない」と思ってしまったら
もしも自分で買った本が「面白い」と思えなかったらどうすれば良いか。
答えは簡単で、読むのをやめてください。
せっかく買ったんだから最後まで読まないと気が済まないという方もいることでしょう。
しかし、面白くないものを最後まで辛抱強く読もうとすると、読書嫌いを強めてしまうおそれがあります。
せっかく読書を好きになろうとしているのに、それはとても勿体ないです。
面白くなかったら、勇気を持って読むのをやめてしまいましょう。
時間が経過すれば面白いと思える作品になるかもしれないので、そのときまで熟成させておきましょう。
図書館で本を借りてみよう
図書館で本を借りて読むというのは一番おススメです。
なんせコストがかかりませんし、面白くない本を借りても金銭面で無駄になることはありません。
気になる本を見つけさえすれば、図書館はとても便利に感じるはずです。
ただし、注意しなければならないのは返却期限です。
返却期限を守らなければ、次に利用するときに本の貸し出しをしてもらえない可能性があります。
返却期限はいつまでなのか、延長はできるのかなど事前に確認しておきましょう。
最後に
今回は本の選び方について長々と書いていきましたが、いかがだったでしょうか。
面白いと思える作品に出会えれば、きっと読書嫌いが克服できるはずです。
一番大事なことは読みたいと思った本を読むことです。
そしてそう思ったときには、本を買うか借りるかしてください。
読みたいと思った本を後で入手しようと思ったら、もう書店からなくなっていたということが実は何回もあります。
大体はネットで取り寄せられますが、場合によっては廃版になっている可能性もあるのです。
そんな後悔をしないためにも、読みたいと思った時点で本を手元に確保しておくことを強くおススメします。
今回の記事で少しでも本の選び方が参考になれば幸いです。
楽しい読書生活をお過ごしください!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
☆宜しければ、記事に対する感想をコメントしていただけると嬉しいです☆
僕のプロフィールについての記事☟