にかどくログ

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夢ややりたいことの主語は自分でなくても良い ~佐藤満春著『スターにはなれませんでしたが』読了~

みなさん、お久しぶりです。

にかどくです。

 

今回は久々の読書感想を書いていきます。

本当に久々なので、勘を取り戻すのに少々時間がかかるかもしれません。

温かい目で見守っていただければと思います。

 

今回は、佐藤満春さんの『スターにはなれませんでしたが』を読了したので、

こちらの感想を細々と書いていきます。

 

 

 

著者紹介

本作の著者は佐藤満春さんです。

ドラマ『24』ジャック・バウアーのモノマネを使ったコントで一世を風靡したお笑いコンビ「どきどきキャンプ」で活躍していますし、最近では放送作家で活躍もしています。

1978年、東京都町田市生まれ。2001年、お笑いコンビ「どきどきキャンプ」を結成。芸人としての活動のほか、トイレや掃除に造詣が深くトイレ・掃除の専門家、ラジオ番組のパーソナリティ、放送作家としても幅広くノンジャンルで活躍。

 

佐藤満春著『スターにはなれませんでしたが』

(2023年/KADOKAWA/著者紹介ページより)

 

感想(※ネタバレ含みます)

このブログでも日向坂46のファンということを表明(?)していたので、佐藤満春さんのことは当然知っていました。

最近の『日向坂で会いましょう』にも別番組とのスケジュールを調整して出演されていましたね。

 

さて、本書についての感想を書いていきます。

著者は他人のために頑張ることができる人物なんだな、という印象を持ちました。

幼稚園の時に将来の夢を書く時間があったとのことですが、

著者には将来の夢がなかったらしいです。

でも、どうしても将来の夢を書かなければいけない。

そこで著者がしたことは外に出て、

目に入ったものをそのまま将来の夢として書いたそうです。

このような行動を取ったのは周りの大人が喜んでくれるから。

大人になった現在でも、

周りの人を軸にして夢を持っているというスタンスは変わらないようです。

 

思えば、最近は「やりたいことが見つからない」と嘆いている人が多いように思います。

このブログを書いている僕自身も、少し当てはまったりもしてます。

でもどうしてそうなるかと言ったら、

自分を主語としてやりたいことを見つけようとしているからで、

著者は主語は自分じゃなくても良いのではないか、と述べています。

 

他人にどうなって欲しいのか。

他人とどういった生活をしたいのか。

 

こういう視点で夢ややりたいことを持っても良いよね、ということを著者は述べているのだと思います。

周囲にどのような影響を与えたいのか。

こういうことを最終目的地として設定すれば、

案外やりたいことや夢は見つかるのかもしれません。

僕もこういう視点は完全に抜けていて、

だからこそ何回も転職をしてしまったり、

やりたいことが見つからない、と嘆いてしまうのかもしれません。

これからはこの視点を持って考えていきたいと思いました。

 

基本的には著者がどのように生きてきたか、

どのようなことを考えているのかを記しています。

しかし、参考になる考え方が沢山あり、本書を手に取って良かったと思っています。

 

最後に

今回は佐藤満春さんの『スターにはなれませんでしたが』の感想を書いていきましたが、いかがだったでしょうか。

実は著者の佐藤満春さんとは出身地が同じで、本を読んでいて少しだけ親近感が湧きました。

町田市ってそういう感じで捉えられてるよね、とちょっとだけ笑ってしまいました。

もしかしたら、著者とはどこかですれ違っているのかなと思ったりもして。

そんなことはさておき。

芸人でありながら、放送作家でもあり、トイレや掃除の専門家である著者の佐藤満春さんがどのような人物なのかがわかる一冊でした。

自己啓発っぽい感想になってますが、本書はエッセイです。

以上、佐藤満春さんの『スターにはなれませんでしたが』の感想でした。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

 

 

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